プロフィール

  • 桐山零/神木隆之介
Profile1966年生まれ。岩手県出身。慶應義塾大学法学部卒業。1990年にNHK入局、1997年から2年間L.A.に留学し、ハリウッドで脚本や映像演出を学ぶ。帰国後、NHK連続テレビ小説「ちゅらさん」シリーズ(01~04)、「ハゲタカ」(07・NHK)、「白洲次郎」(09・NHK)、NHK大河ドラマ「龍馬伝」(10)などの演出、映画『ハゲタカ』(09)の監督を務める。 2011年にNHKを退局し、株式会社大友啓史事務所を設立。『るろうに剣心』(12)、『プラチナデータ』(13)を手掛ける。2部作連続公開した『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』(14)が2014年度の実写邦画NO.1ヒットを達成すると共に、ファンタジア国際映画祭観客賞、日刊スポーツ映画大賞石原裕次郎賞、日本アカデミー賞話題賞など国内外の賞を獲得し、世界的にその名を知られる。その後も、『秘密 THE TOP SECRET』(16)、『ミュージアム』(16)と話題作を立て続けに監督する。

本作の監督を引き受けられた経緯を教えてください。

最初にお話をいただいたのは、『るろうに剣心』のクランクイン直前で、シリーズ3本を完成させた後に企画が動き出しました。その後、『秘密 THE TOP SECRET』と『ミュージアム』を撮り、アクションや近未来ものなど大きな仕掛けやガジェットに力を注いだ作品が続いたので、そろそろドラマにじっくりと向き合いたいという気持ちになりました。『3月のライオン』に取り組むには、まさに機が熟したという感じでしたね。

原作を読まれた時の感想をお聞かせください。

リサーチと試行錯誤を重ね、大変な労力と愛情をかけて練り上げられた物語で、作品の持つ確かな力に感動しました。それぞれのキャラクターと、彼らの発する言葉も魅力的ですよね。

脚本開発にはかなりの時間をかけられたそうですね。原作を読まれた時の感想をお聞かせください。

映画化に当たって、プロフェッショナルとして生きていくとはどういうことかという物語だと僕自身は解釈しました。将棋のプロ棋士としてしか生きられない、桐山零という青年の成長物語であるという縦軸を、まずはしっかりと作らなければならない。しかし、では勝負の世界の話なのかというと、それは原作のほんの一面でしかないんですね。美味しそうな食べ物、季節の行事、3姉妹の“かしましい”やり取りなど、勝負とは別の大事な要素がある。 敢えて一言で言うと、原作は“豊かな物語”です。その豊かさを脚本に取り込むにはどうしたらいいのかと苦しんだ結果、四季の移り変わりや時間の流れを感じさせることを非常に意識しました。細やかに時間を積み重ねていく中で、キャラクターの感情も少しずつ熟成されていき、ドラマが進んでいく。将棋しかなかった桐山零が人の好意に気付き、自分の中にもある愛情に目覚め、それでもまだ人の親切が怖かったりもする。そんな彼が、世界の豊かさを一つ一つ発見していくディテールを丁寧に撮っていこうと考えました。

原作は連載中ですが、後編のお話はどう作っていかれましたか。

羽海野さんが最初に考えられたラストをお聞きし、納得していただきながら作り上げました。 漠然とイメージしたのは、桐山零が将棋界の頂点に立つ宗谷名人という山に向かって、1段1段階段を上って行く姿です。1点の曇りもなく、まるでいまだに純粋な子供のように将棋に向き合っているかに見える宗谷に対して、彼を追いかける後藤や島田は様々な煩悩に苦しんでいる。将棋しかない宗谷が強いのか、それとも煩悩を背負って立ち向かう者たちが強いのか。桐山零は宗谷との初めての対局で、ある一面才能を開花されますが、川本家のイジメや父親問題に関わることで、将棋に集中できなくなってしまう。いろんな経験を経た彼が、何を背負って宗谷という山を目指すのかを描きたいと思いました。
一方で、脚本の短い1行が現場で膨らんでいったのが、幸田家の人々の物語です。勝負の世界に生きる者たちは、おそらく何かを犠牲にしている。本当のプロであろうとすると、どうしても家族が犠牲になってしまう。幸田家は将棋ばかりの父親に振り回されるだけでなく、桐山零も引き受けたわけです。後編では、そんな幸田家の人たちに何らかの救いを見出したいという想いもありました。

桐山零役の神木隆之介さんはいかがでしたか。

ごく最初の頃にプロデューサーから桐山零役は誰がいいかと聞かれて、即座に「神木君」と答えました。ヴィジュアルもありましたが、やはり神木隆之介と桐山零の「子供の頃からプロだった」というプロフィールが重なり合うことが大きかった。 神木君とは、桐山零の世間からの“ズレ”方のさじ加減に注意しようと話しました。とんでもない行動に出てしまうところは、甘くならないようにいこうと。初めて川本家で夕食をごちそうになって、お土産を抱えて橋の上を歩くシーンは、何十テイクか覚えていないくらい撮りましたね。困った表情から、ちょっと微笑んだ顔まで、全部変えて試しています。そういうプロセスも経て、さじ加減を掴んだ神木隆之介の芝居は最高に面白い。実に非凡な役者です。

香子役の有村架純さんはいかがでしたか。

有村さんは、香子の大切な感情をちゃんと捕まえてくれました。基本は親の愛情が違う方向へ向いていくのを横目で見ていた子供の“寂しさ”ですね。零とは血の繋がっていない姉弟だから、危うい関係性がにじみ出ることを期待したのですが、その点もとてもバランスが良かった。彼女が後藤の表面的な強さとは裏腹の弱さを許容している部分も描きたかったので、原作のイメージよりもう少し大人の女性に作り上げました。

個性的な棋士役のキャストはいかがでしたか。

後藤というキャラクターの面白さは嘘がないところ。妻への愛も香子への想いも本当で。奥さんのことで危機に陥った後藤が、対局中の持時間に将棋会館を飛び出すというシチュエーションは、伊藤英明君がキャスティングされたと聞いて書き込んだシーンです。伊藤英明という俳優の魅力は、屈強であると同時にきわめて繊細なところだと思うんですね。そんな彼が演じる後藤なら、自分の感情と真正面から向き合い、窮地には散々もがくはずだと。 島田役の佐々木蔵之介さんは、大変スケールの大きな役者でした。タフで深みがあり、骨っぽくもあり、すべてにおいて想像以上に素晴らしかった。「七人の侍」で寡黙な武士を演じた宮口精二さんを思い浮かべながら、撮影しました。二海堂役の染谷将太君には、「明日命を失ってしまうかもしれない人だから、とにかく全力で瞬間燃焼だよな。他の人より体温の高い芝居をしてもOK」と話しました。特殊メイクもあったのかもしれませんが、演技を楽しんでいるのが伝わってきたので、こちらも撮っていて楽しかったですね。 幸田役には、現役の勝負師の匂いが欲しかった。家族に犠牲を強いてでも、やり遂げたいことがあるという欲がまだ残っている。枯れていたら、罪の意識に囚われて違う生き方をしているはずです。だから、男としての色気や艶のある豊川悦司さんに演じてもらいました。
一番キャスティングに悩んだのは宗谷名人。地に足のついた人間としてのイメージが、なかなか湧かなかった。そんな時、加瀬亮さんの名前が挙がって。以前から一度仕事をしたいと思っていて、直感的にピンときたんですね。早速お会いしたところ、驚くほど市井の人の感覚を持ってらっしゃって。一方で、自らが演じる役に対してとても厳しい人だと感じました。そういう人に宗谷を演じてもらえれば、一緒に着地点を探っていけるのではないかと。

零を支える川本家と林田先生役はいかがでしたか。

あかり役の倉科カナさんには、情が深い芝居をするなと以前から注目していました。あかりは何があってもポジティブに受け取るように訓練されてきた人で、決して人前で暗い顔を見せない。だから零の前で泣く時も、美しい涙を見せてほしいと話しましたが、非常に心を動かすシーンになったと思います。ひなた役の清原果耶さんは、オーディションで抜群によかった。透明感があり、相手役の言葉にしっかり耳を傾け、台詞一つ一つを大事に言える子です。今、受験で忙しいらしく、そういう普通の人生を大切にして大きく育ってほしいですね。
林田先生役の高橋一生さんにはちゃんと生活感があって、さらにそこに細かいグラデーションがあるんですね。林田先生が登場するシーンは映画全体の緩急で言うと「緩」のシーンですが、そういう時にこういう言い方をされると救われるよね、という微妙なニュアンスを、うまく表現してくれている。彼に演じてもらうことで、とても豊かなシーンになったと感じています。

将棋の対局シーンでは内面の激しい闘いを感じますが、撮影でこだわられた点を教えてください。

勝負の世界というのは、普通は非日常の世界です。ところが、将棋というのは、日常の延長上に勝負の世界が転がっている。取材をしてオンとオフの切り替えのラインがない、地続きの底なし沼のような世界だと感じました。二人の男が将棋盤に向かい合って正座し、一手一手駒を指す小さな動きの中で、だけど心の動きの振幅はとてつもなく大きい。そんなささやかな日常の中の劇的なドラマを“切り撮る”ために、CGや奇抜なアングルなども一応は考えましたが、最終的には正攻法でいくことにしました。被写体で勝負しようということです。
10分、15分の手を設定して、あとはそれをひたすらじっと我慢比べのように撮っています。将棋のプロから見ても嘘のない状況を作り、俳優たちが棋士として成立しているかどうかがすべてですね。一手一手に意味や理由があるので、それを理解して指せば感情が生まれ、ルールを知らない人にも緊張感が伝わり、勝敗の行方もわかるはずだと。長い撮影期間、撮影監督の山本英夫さんが動ずることなく淡々と撮り続け、編集で目の動き一つに神経がいくような瞬間を見つけ出しました。

これから映画をご覧になる方へのメッセージをお願いします。

どこへ向かって、どんなふうに生きていけばいいのだろうかと悩む桐山零は、誰もが自分の青春期を思い浮かべた時に、自己投影できる主人公だと思います。今まさに家族や学校のこと、自分の居場所や人との付き合い方に悩んでいる若い世代にとっては、口に出せない想いや衝動を共有できるのではないでしょうか。一方で我々大人世代も、10~20代の頃の自分が何を思っていたか、当時の「若気の至り」を他人事のように忘れてはいけないと思います。人は悩み、苦しみながら成長し、その積み重ねが今の自分に繋がっている。たとえば、川本家に起きた問題を自分が何とかしなければと奔走する桐山零の言動には驚く部分もあるかもしれませんが、彼の弱い者への“共感力”は、決してむげにはできない。むしろ今の時代に必要なことのはず。あらゆる世代に開かれた、青春映画になったのではないかと思います。

プロデューサー 谷島正之

プロデューサー 竹内文恵

プロデューサー 守屋圭一郎

脚本 岩下悠子

脚本 渡部亮平

音楽 菅野祐悟

撮影 山本英夫J.S.C.

照明 小野晃

録音 湯脇房雄

美術 古積弘二

装飾 渡辺大智

VFXスーパーバイザー 小坂一順

編集 早野亮

衣装デザイン・キャラクターデザイン 澤田石和寛

ヘアメイクデザイン ShinYa

将棋監修 先崎学

ラインプロデューサー 梅本竜矢

Profile東京都出身。グッズデザイナー、イラストレーターなどを経て、2000年に「ハチミツとクローバー」(集英社刊)で漫画家デビューを飾る。2003年、同作で講談社漫画賞少女部門賞を受賞。2005年にアニメ化、2006年に映画化されて、大ヒットを記録する。 2007年7月から「ヤングアニマル」(白泉社)にて「3月のライオン」の連載を開始。同作は、2011年に第4回マンガ大賞、第35回講談社漫画賞一般部門、2014年に手塚治虫文化賞マンガ大賞に輝く。「3月のライオン」のオフィシャルファンブック「おさらい読本初級編」と「中級編」(共に白泉社刊)も発売されている。 その他の既刊に、デビュー当初の短編を集めた「スピカ」(白泉社刊)がある。また、神山健治監督のTVアニメ「東のエデン」(09・CX)と『東のエデン 劇場版Ⅰ The King of Eden/Ⅱ Paradise Lost』(09・10)のキャラクター原案、「新訳 赤毛のアン」シリーズ(集英社みらい文庫刊)のカバーイラストを手掛けている。
原作「3月のライオン」
単行本は現在1~12巻が発売中(以下続刊。白泉社刊/ヤングアニマルコミックス)。 青年コミック誌「ヤングアニマル」(白泉社)で大好評連載中。
TVアニメ
2016年10月よりNHK総合にて放送。監督は「魔法少女まどか☆マギカ」、「〈物語〉シリーズ」の新房昭之、アニメーション制作はシャフト。桐山零の声は「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の河西健吾が演じている。
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  • 聖地巡礼VR
  • 原作コミックス
  • アニメ「3月のライオン」
  • J:COM杯 3月のライオン 子供将棋大会
  • 本作品はUDCast方式による音声ガイドに対応しています
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桐山零

character

9歳の時、両親と妹を交通事故で亡くし、父親の友人である将棋のプロ棋士の幸田柾近に内弟子として引き取られる。父親はプロ棋士を目指していたこともあり、父から将棋を教わっていた。幸田家では、将棋で強くなるしか生きるすべはないと懸命に勉強を重ね、やがて史上5人目の中学生のプロ棋士となり、周囲から期待される。
1年遅れで高校に入学するが、極度の人見知りのために友達はいない。幸田家の親子関係にひびが入ったのは自分のせいだと思い、家を出て一人暮らしを始める。将棋のランクはC級1組五段。

profile

神木隆之介
1993年5月19日生まれ。埼玉県出身。『妖怪大戦争』(05/三池崇史監督)で、第29回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し一躍注目される。その後も『劇場版SPEC』シリーズ(12~13/堤幸彦監督)、『桐島、部活やめるってよ』(12/吉田大八監督)、『バクマン。』(15/大根仁監督)、『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』(16/宮藤官九郎監督)など数々の話題作に出演し、傑出した若手演技派俳優として認められる。大友啓史監督とは、『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』(14)に続いてタッグを組む。
『サマーウォーズ』(09/細田守監督)、『借りぐらしのアリエッティ』(10/米林宏昌監督)など声の出演でも高く評価され、主人公の声を務めた『君の名は。』(16/新海誠監督)は大ヒットを記録した。公開待機作に、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(17/三池崇史監督)がある。
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幸田香子

character

幸田家の長女。プライドが高く気性が激しい。プロ棋士を目指していたが、父から零に勝てないなら無理だと諦めさせられ、父と零に愛憎半ばの感情を抱いている。父の弟弟子であるプロ棋士の後藤を好きになり、微妙な関係を続けている。

profile

有村架純
1993年2月13日生まれ。兵庫県出身。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13)で人気を獲得し、『映画ビリギャル』(15/土井裕泰監督)で、第39回日本アカデミー賞優秀主演女優賞と新人俳優賞を受賞。さらに同作と『ストロボ・エッジ』(15/廣木隆一監督)でブルーリボン賞を獲得する。2017年4月から放映のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」の主演に決定するなど、今最も輝いている若手女優。
主な出演作は、声の出演の『思い出のマーニー』(14/米林宏昌監督)、『アイアムアヒーロー』(16/佐藤信介監督)、『僕だけがいない街』(16/平川雄一朗監督)、『何者』(16/三浦大輔監督)など。公開待機作に、『関ヶ原』(17/原田眞人監督)、『ナラタージュ』(17/行定勲監督)がある。
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前へ桐山零

川本あかり

character

川本家3姉妹の長女。父が家族を捨て、母が病気で亡くなり、妹たちの母親代わりとなる。昼は祖父の和菓子屋で働き、週何日かの夜は、おばが経営するバーに勤める。気立てが優しく面倒見がよく、零を気にして何かと声をかける。

profile

倉科カナ
1987年12月23日生まれ。熊本県出身。NHK連続テレビ小説「ウェルかめ」(09~10)の主演で注目される。その後、数々のTVドラマや映画で多彩な役柄を演じ、実力派女優としての地位を築く。
主な出演作に、「名前をなくした女神」(11・CX)、『夢売るふたり』(12/西川美和監督)、「もう一度君に、プロポーズ」(12・TBS)、「花のズボラ飯」(12・MBS)、『みなさん、さようなら』(13/中村義洋監督)などがある。『遠くでずっとそばにいる』(13/長澤雅彦監督)にて映画初主演を務め、その後、『ジ、エクストリーム、スキヤキ』(13/前田司郎監督)、「ファーストクラス」(14・CX)、「残念な夫。」(15・CX)、『珍遊記』(16/山口雄大監督)、「カインとアベル」(16・CX)などに出演、「奪い愛、冬」(17・EX)では主演を務めている。
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前へ幸田香子

二海堂晴信

character

C級2組四段のプロ棋士。幼い頃から零と子供将棋大会で闘い、零のことを勝手にライバルかつ“心友”と決めている。実は難病を抱えているのだが、人一倍明るく前向きで、将棋への情熱は誰にも負けない。兄弟子の島田を慕っている。

profile

染谷将太
1992年9月3日生まれ。東京都出身。『ヒミズ』(12/園子温監督)でヴェネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞。同作と『悪の教典』(12/三池崇史監督)で、第36回日本アカデミー賞新人俳優賞を獲得し、天才俳優の出現と騒がれる。 その後も、『清須会議』(13/三谷幸喜監督)、『永遠の0』(13/山崎貴監督)、『寄生獣』『~完結編』(14~15/山崎貴監督)、『バクマン。』(15/大根仁監督)、『映画 みんな!エスパーだよ!』(15/園子温監督)、『海賊とよばれた男』(16/山崎貴監督)などに出演、他に類を見ない演技力と増々評価を上げる。公開待機作に、『PARKSパークス』(17/瀬田なつき監督)、主演を務める日中共同製作の『空海 KU-KAI』(18/チェン・カイコー監督)がある。
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前へ川本あかり

川本ひなた

character

川本家3姉妹の次女。思いやりと正義感に溢れ、姉を手伝い妹の面倒もよく見る頑張り屋の中学生。将来の夢は祖父の和菓子屋を継ぐこと。大好きな母を亡くしたことで、まだ心に傷が残っているが、周囲に心配をかけまいと健気に振る舞う。

profile

清原果耶
2002年1月30日生まれ。大阪府出身。NHK連続テレビ小説「あさが来た」(15~16)で女優デビューをし、存在感を放つ。その後、2016年だけで、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(16/三木孝浩監督)、「精霊の守り人(シーズン1)」(16・NHK)、「素敵な選TAXIスペシャル~湯けむり連続選択肢~」(16・CX)、「毒島ゆり子のせきらら日記」(16・TBS)、「あさが来た スピンオフ 割れ鍋にとじ蓋」(16・NHK)、「死幣─DEATH CASH─」(16・TBS)と立て続けに出演。「nicola」の専属モデルや多数のCMでも活躍し、今最も期待される新しい才能として急成長を遂げている。
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前へ二海堂晴信

島田開

character

努力と鍛錬を絵に描いたようなA級八段のプロ棋士。故郷の山形県のファンを大切にしている。未だタイトルが取れず、勝負のプレッシャーからくる胃痛に悩む。一人暮らしの自宅で研究会を開き、零も自ら頼んでそのメンバーとなる。

profile

佐々木蔵之介
1968年2月4日生まれ。京都府出身。大学時代から舞台で活躍し、NHK連続テレビ小説「オードリー」(00)でその名を広く知られ、『超高速!参勤交代』(14/本木克英監督)で第38回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞し、演技派俳優の地位を不動のものとする。
主な出演作は、『20世紀少年』シリーズ(08~09/堤幸彦監督)、『少年H』(13/降旗康男監督)、『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』(15/成島出監督)、『エヴェレスト 神々の山嶺』(16/平山秀幸監督)、『破門 ふたりのヤクビョーガミ』(17/小林聖太郎監督)など。公開待機作に『美しい星』(17/吉田大八監督)、『花戦さ』(17/篠原哲雄監督)がある。
2005年には自らプロデュースを務める演劇ユニット「Team申」を立ち上げる。
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前へ川本ひなた

宗谷冬司

character

史上4人目の中学生プロとなり、最年少で名人に就位し、史上初の7タイトル制覇を成し遂げた天才棋士。超然とした、たたずまいで、どんな重要な対局でも表情一つ動かさない。実は一部の人しか知らない、驚くべき秘密を抱えている。

profile

加瀬亮
1974年11月9日生まれ。神奈川県出身。『それでもボクはやってない』(07/周防正行監督)で、第31回日本アカデミー賞優秀主演男優賞、ブルーリボン賞など数々の賞を受賞し、絶賛される。
国際的にも活躍し、『硫黄島からの手紙』(06/クリント・イーストウッド監督)、『ライク・サムワン・イン・ラブ』(12/アッバス・キアロスタミ監督)などに出演する。
主な出演作は、『おとうと』(10/山田洋次監督)、『アウトレイジ』とその続編(10・12/北野武監督)、『永遠の僕たち』(11/ガス・ヴァン・サント監督)、『ペコロスの母に会いに行く』(13/森崎東監督)、『自由が丘で』(14/ホン・サンス監督)、『沈黙-サイレンス-』(17/マーティン・スコセッシ監督)など。
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前へ島田開

川本相米二

character

川本家3姉妹の祖父。すぐ近くに暮らす孫たちを支えている。地元で人気の和菓子屋「三日月堂」の主。亡き娘が考えた「三日月焼」が看板商品で、最近では口コミで遠方からの客も増えてきた。江戸っ子口調の職人で昔気質の人情家。

profile

前田吟
1944年2月21日生まれ。山口県出身。山田洋次監督の大ヒットシリーズ『男はつらいよ』(69~95)全48作で、主人公の寅さんの妹さくらの夫・博を演じ、日本中にその名を知られる。人気ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」シリーズ(90~16・TBS)にも出演している。今や日本のエンタテインメントに欠かせない重鎮となり、2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」では、主人公の曽祖父を演じる。
近年の主な出演作は、『パッチギ!』(05/井筒和幸監督)、NHK連続テレビ小説「瞳」(08)、『のぼうの城』(12/犬童一心・樋口真嗣監督)、『真夏の方程式』(13/西谷弘監督)、「HERO(第2期)」(14・CX)、「信長協奏曲」(14・CX)、NHK連続テレビ小説「マッサン」(14~15)など。
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前へ宗谷冬司

林田高志

character

駒橋高校の零の担任教師。先生らしくない軽いキャラにみえて、1年遅れで編入し、学校に馴染めず友達もいない零を気にかけ、本音トークで相談にのってやる。将棋ファンで、タイトル戦の中継は職員室のパソコンでチェックしている。

profile

高橋一生
1980年12月9日生まれ。東京都出身。数々の映画、TVドラマ、舞台に出演。2012年、舞台「4four」の演技において、第67回文化庁芸術祭賞演劇部門芸術祭新人賞受賞。
近年の出演作は、「民王」シリーズ(15~16・EX)、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(16・CX)、「僕のヤバイ妻」(16・CX)、「グ・ラ・メ!~総理の料理番~」(16・EX)、「プリンセスメゾン」(16・BSプレミアム)など。大ヒット映画『シン・ゴジラ』(16/庵野秀明総監督)でも存在感を発揮し、今最も”観たい”俳優の一人である。現在、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」、TBS火曜ドラマ「カルテット」に出演中。今後、映画『blank13』(17/齊藤工監督)の公開が控えている。
次へ後藤正宗
前へ川本相米二

後藤正宗

character

恐ろしい眼力と存在感で周囲を威圧する、九段A級のプロ棋士。将棋も重厚さが持ち味だが、ガチンコ対決も厭わない強靭なハートの持ち主。入院中の妻を足繁く見舞いに行き大切にしているが、香子ともつかず離れずの関係を続けている。

profile

伊藤英明
1975年8月3日生まれ。岐阜県出身。主演作『海猿』シリーズ(04・06・10・12/羽住英一郎監督)の大ヒットで絶大なる人気を獲得し、『悪の教典』(12/三池崇史監督)では悪役を演じて新境地を開き、演技派俳優としても高い評価を受ける。
主な出演作は、「白い巨塔」(03?04・CX)、『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』(07/三池崇史監督)、『252 生存者あり』(08/水田伸生監督)、『カムイ外伝』(09/崔洋一監督)、『アンダルシア』(11/西谷弘監督)、『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』(14/矢口史靖監督)、『喰女-クイメ-』(14/三池崇史監督)、「僕のヤバイ妻」(16・CX)など。公開待機作に、『22年目の告白-私が殺人犯です-』(17/入江悠監督)がある。
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前へ林田高志

幸田柾近

character

B級2組八段の将棋のプロ棋士。亡くなった友人の息子である零を引き取り、内弟子として育てる。温厚な性格だが将棋には厳しく、零に勝てなくなった二人の子供たちにプロ棋士の道を諦めさせる。そのせいで親子関係にひびが入る。

profile

豊川悦司
1962年3月18日生まれ。大阪府出身。『3-4×10月』(90/北野武監督)、『12人の優しい日本人』(91/中原俊監督)、『きらきらひかる』(92/松岡錠司監督)等の映画で注目される。その後も、「NIGHT HEAD」(92~93・CX)、「愛していると言ってくれ」(95・TBS)、『Love Letter』(95/岩井俊二監督)、『八つ墓村』(96/市川崑監督)、「青い鳥」(97・TBS)と立て続けに大ヒット作に出演し、人気、実力共に日本を代表する俳優となる。
近年も、『今度は愛妻家』(10/行定勲監督)、『必死剣鳥刺し』(10/平山秀幸監督)、『一枚のハガキ』(11/新藤兼人監督)、『春を背負って』(14/木村大作監督)、『娚の一生』(15/廣木隆一監督)、『後妻業の女』(16/鶴橋康夫監督)と数々の注目作に出演している。大友啓史監督作品は、『プラチナデータ』(13)に出演している。
次へ神宮寺崇徳
前へ後藤正宗

神宮寺崇徳

character

日本将棋連盟会長。酒とカラオケと釣りが大好きなお調子者だが、保証人になるなど、零のことを心配している。

profile

岩松了
1952年3月26日生まれ。長崎県出身。劇作家・演出家・俳優・監督として多彩な才能を発揮している。舞台「蒲団と達磨」(89)で第33回岸田國士戯曲賞、「こわれゆく男」(93)で第28回紀伊國屋演劇賞を受賞する。また、『東京日和』(97/竹中直人監督)の脚本で、第21回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞する。近年の主な出演作は、『バンクーバーの朝日』(14/石井裕也監督)、『トイレのピエタ』(15/松永大司監督)など。
次へ柳原朔太郎
前へ幸田柾近

柳原朔太郎

character

66歳のA級棋士で、現役プロ棋士の中でも最年長。棋匠のタイトルを持っている。神宮寺会長とは長年の友人。

profile

斉木しげる
1949年11月18日生まれ。静岡県出身。1979年にコントグループ「シティボーイズを結成する。近年の主な出演作は、NHK大河ドラマ「龍馬伝」(10)、NHK連続テレビ小説「おひさま」(11)、映画『鈴木先生』(13/河合勇人監督)、『はじまりのみち』(13/原恵一監督)、「SUMMER NUDE サマーヌード」(13・CX)、「なぞの転校生」(14・TX)、『土竜(モグラ)の唄 潜入捜査官REIJI』(14/三池崇史監督)、『ふきげんな過去』(16/前田司郎監督)など。
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前へ神宮寺崇徳

三角龍雪

character

愛称「スミス」。B級2組六段のプロ棋士。将棋も性格も軽さが売りだが、実はマジメで後輩想いの一面もある。

profile

中村倫也
1986年12月24日生まれ。東京都出身。2005年、デビュー。映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍している。初主演舞台「ヒストリーボーイズ」(14)で読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。主な出演作は、『星ガ丘ワンダーランド』(16/柳沢翔監督)、「日本で一番悪い奴ら」(16/白石和彌監督)など。現在、「女の中にいる他人」(NHK-BS)、「スーパーサラリーマン左江内氏」(NTV)に出演中。2017年には『愚行録』(17/石川慶監督)、『先生!』(17/三木孝浩監督)が公開する。
次へ松本一砂
前へ柳原朔太郎

松本一砂

character

将棋も性格もストレートで攻撃的なC級2組五段のプロ棋士。スミスとコンビのように仲良く零をイジるのが趣味。

profile

尾上寛之
1985年7月16日生まれ。大阪府出身。『パッチギ!』(05/井筒和幸監督)で印象を残し、大ヒットシリーズ「ROOKIES ルーキーズ」(08・TBS)、『ROOKIES-卒業-』(09/平川雄一朗監督)で広く知られる。主な出演作は、NHK大河ドラマ「龍馬伝」(10)、NHK連続テレビ小説「カーネーション」(11)、「煙霞-Gold Rush-」(15/WOWOW)、『王妃の館』(15/橋本一監督)、『殿、利息でござる!』(16/中村義洋監督)など。
次へ山崎順慶
前へ三角龍雪

山崎順慶

character

五段以下、26歳未満の棋士が闘う新人戦で、4年にわたり新人王を獲得する。新人王を目指す零と二海堂の宿敵。

profile

奥野瑛太
1986年2月10日生まれ。北海道出身。『SR サイタマノラッパー』(09/入江悠監督)のMC-MIGHTY役で映画デビュー。主な出演作は、『クローズEXPLODE』(14/豊田利晃監督)、『そこのみにて光輝く』(14/呉美保監督)、『海賊とよばれた男』(16/山崎貴監督)、大友啓史監督の『ミュージアム』のアナザーストーリーで白石晃士監督の「ミュージアム -序章-」(16・WOWOW)、『新宿スワンⅡ』(17/園子温監督)、『キセキ -あの日のソビト-』(17/兼重淳監督)など。公開待機作に『曇天に笑う』(18/本広克行監督)がある。
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前へ松本一砂

安井学

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負けると酒を飲んで家で暴れる六段のプロ棋士。妻との離婚が決まり、娘との最後のクリスマスイヴに零と対局する。

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甲本雅裕
1965年6月26日生まれ。岡山県出身。1989年東京サンシャインボーイズに入団、1995年解散後、TV、映画、舞台と幅広く活躍。主な映画出演作は、『踊る大捜査線』シリーズ(98~12/本広克行監督)、『ザ・マジックアワー』(08/三谷幸喜監督)、『花のあと』(10/中西健二監督)、『エヴェレスト 神々の山嶺』(16/平山秀幸監督)、『四月は君の嘘』(16/新城毅彦監督)、『一週間フレンズ。』(17/村上正典監督)など。公開待機作に、『たたら侍』(17/錦織良成監督)がある。
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前へ山崎順慶

川本モモ

character

川本家3姉妹の末っ子。保育園に通う天真爛漫で、発想がユニークな4歳児。零のことが大好きですぐになつく。

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新津ちせ
2010年生まれ。東京都出身。劇団ひまわりに所属する。ミュージカル「ミス・サイゴン」(14)、CM『アキタ「きよらグルメ仕立て」』(15)、『ピンクとグレー』(16/行定勲監督)、「傘をもたない蟻たちは」(16・CX)、『SHARING』(16/篠崎誠監督)、橋本愛扮する主人公の幼少期を演じた『バースデーカード』(16/吉田康弘監督)などに出演、将来を期待される子役の一人となる。2017年は1月から上演のミュージカル「お気に召すまま」に出演する。
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美咲

character

相米二の娘で、川本家の3姉妹の頼りになるおば。あかりが勤める、プロ棋士も御用達の「バー美咲」の経営者。

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板谷由夏
1975年6月22日生まれ。福岡県出身。近年の主な出演作は、 『運命じゃない人』(05/内田けんじ監督)、『サッド ヴァケイション』(07/青山真治監督)、『ぼくたちの家族』(14/石井裕也監督)、「ファーストクラス」(14・CX)、『四月は君の嘘』(16/新城毅彦監督)、「スニッファー 嗅覚捜査官」(16・NHK)、「女の中にいる他人」(17・NHK BS)など。「映画工房」(WOWOW)でMCを、「NEWS ZERO」(NTV)ではキャスターを務める。
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